初心者から画像制作 -3D Graphic Design from Beginner-

3D画像制作を独学で1から勉強。

Unreal EngineとBlenderで3Dアクションゲームを作った話。

はじめに


昨年、私の好きな配信者の方が募集されていたアプリコンテストに応募しました。
先日結果がYouTubeで配信されていたのでそのことについて書きたいと思います。
少しだけ自己主張をお許しください。
 

アプリ王選手権


2019年6月に企画発表、7月から募集開始、当初は11月末が締切となっていましたが一度延長し、12月末に締切となっていました。

私は6~8月にUnreal Engineの基本的なゲーム制作を勉強してから、その後どんなアプリを作ろうか1か月くらい考えていました。年末は仕事の都合で時間が取れないことがわかっていたため、11月上旬までに形にして応募することを目標としました。
 
はじめは「美術館を再現したバーチャルミュージアム」を作っていたのですが、ゲーム性がないのでダメかな?と思ってやめました。次に、ダークソウル風のアクションゲームを作ろうとしましたが、ステージを作っている途中で期限に間に合わないと思って中止しました。最後に思いついたのが「崇拝するための神殿」を作るということで、これなら今まで集めた素材で間に合うと思い、作っていたらあのような形になりました。
 
10月中旬から作り始めて、10月末になんとか形にすることができました。しかしWindowsのハイエンド環境向けで作ってしまったせいで肝心のBlueStacksで動作しませんでした。Android向けに設定を変更するとテクスチャやライティングが崩れてしまいました。いくつかテクスチャを修正してもカクつき(ヒッチ)が多すぎて全然ダメでした。敵の数や動き、装飾のオブジェクトを減らしたり、影が落ちないようにしたり、パッケージングの設定を変えてみたりして、とにかくBlueStacksだけでも動くようにして応募しました。
 

動画


「29分8秒」ごろからが私の作ったアプリです。

使用したソフト

・Unreal Engine 4.22
・Blender 2.81

使用した素材、お詫び

主な素材は美術館の作品(配信のキャプチャ)、Blenderで作った人型モデル、Unreal Engineのアセットです。
美術館の作品製作者の方々、作品を無断で使用してしまい申し訳ありませんでした。

導入したかった機能

ダッシュボタン
 PCで作っていた当初はShiftキーでダッシュにしていましたがBlueStacksの環境にうまく落とし込めず断念しました。
※「WASDのキーマッピングを拡大」すると動きは少し速くなります。
・タイム、スコアによるランキング
・ステージのギミック
・状況に合ったSE
・お邪魔キャラの充実
・ルート分岐

使用した教材

Udemyの講義「作って覚えるアンリアルエンジン【Unreal Engine 4】~ダンジョンゲーム編~」
daibond氏が作られた講義です。全くの初心者からでもUnreal Engineでのゲーム制作からパッケージまでを詰まることなく理解することができます。説明がわかりやすく、しかも非常に聞きやすい声なので最後まで勉強が全く苦になりませんでした。今は少しバージョンが古くなっていますが、基本的な操作は現在のバージョンと同じなので、取り掛かりには1番良いと思います。初めてUnreal Engineを勉強したい方に非常にオススメです。私はこの教材で一通りUnreal Engineの基礎を学んでから、下記の本やYouTubeで知識を補足しました。

・「UnrealEngine4アクションゲーム ブループリント入門
各種アクションのブループリントはこちらの本を参考にしました。

 

おわりに

11月初めに提出して最初のほうに紹介していただいて、初見のインパクトで評価していただいたのだと思います。オープニング映像だけで容量の大きな部分を占めています。

とても楽しそうにプレイしていただいた加藤さん、アプリ制作の機会を与えていただいたBlueStacks社の松本さんをはじめ担当者の方々、配信中に盛り上げて下さった視聴者の皆様、ありがとうございました。

もし次回があればもっと完成度を上げた爽快感・達成感のあるアクションゲームを作ってみたいと思っています。時間が取れなければ、製作者の方にフリーの3D素材を提供できるように努力して腕を磨いていきたいと思います。