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リンゴのモデリング ~その14:レンダリング、デノイズ~【Blender #513】

はじめに


今回もリンゴのチュートリアル動画で勉強していきたいと思います。
今回はPart 14-15を一気にやります。EeveeとCyclesのレンダリングが詳しく解説されています。
 

前回まで


前回はライティングの設定をしました。
Eeveeですが適切にライトを配置するだけでグッとリアルになりました。
 


Eeveeでのレンダリング


まずEeveeでの設定をしていきます。
Ambient OcculusionやBloomをonにしています。
 

Preferencesの設定でレンダリングはCUDAにするとよいそうです。
※数年前のPCなので性能がちょっと時代遅れになってきています。
 

 

この設定でレンダリングするとこんな感じになっています。
Eeveeに見慣れてしまっているせいか、
これだけだと、どこが良くてどこが悪いのかいまひとつよくわかりません。
※あとでCyclesと比較します。
 

Cyclesでのレンダリング


Cyclesに変更します。
 

表示が重たいときはパフォーマンスのタブでPixel Sizeを2xにすると、より早く表示されるそうです。
 

Pixel Sizeが2xだと、
こんな感じでレンダービューは粗くなりますが表示は早くなります。
 

Cyclesだと水滴が黒く表示されてしまうので、これを修正します。
Mix ShaderでTransparentを混ぜて、Light PathのIs Shadow Rayを係数に繋ぎます。
 

わかりにくいですが、水滴が透明になりました。
 

32 samplesでレンダリングすると、こんな感じになります。
一見わかりませんが、ところどころノイズがあります。
 

そこでDenoisingにチェックを入れると、
 

赤枠で囲ったあたりのノイズが消えてスッキリとしました。
 

ただ、別の方法でデノイズする方法もあるそうです。
まずSceneタブのDenoising Dataにチェックを入れてレンダリングします。
 

レンダリング後、Compositingのレイアウトに変更して、Use Nodesにチェックを入れます。
 

Compositingの画面でCtrl+Shiftを押しながらRender layersを左クリックすると、背景にレンダリングした画像が出せます。
※背景のレンダリング画像はVキーで拡大、ALT+Vで縮小できます。
 

この画面でHue Saturationを挟んだりすると、レンダリング画像が即座に変わります。
簡単にいろいろな効果を弄ることができるので面白いですね。
 

リンゴとリンゴとの間や布の影にノイズがありますが、
 

Denoiseのノードを挟むと、
 

ノイズが消えました。
 

ここまで


CyclesでDenoisingしてレンダリングしました。
前回までのEeveeと比べてCyclesは光の反射がより自然で影に柔らかさがあります。
 
ここまでお手本通りにきれいにレンダリングできたように思います。
デノイズは数年前には無かった(?)機能なので、今回の動画は大変勉強になりました。
 
次回から何を勉強するかちょっと考えてみたいと思います。
(今回の作業時間:60分)
 
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