はじめに
今日も「tutor4u」氏が公開している「Photorealistic Ring」のチュートリアル動画で勉強していきたいと思います。
前回まで
前回の続きからやっていきます。
今回は「石」の部分のマテリアルノードを設定していきます。
今回の作業
「石」のディフーズBSDFのカラーを「#15bbe2」にしました。
「ミックスシェーダー」で「光沢BSDF」と「ディフーズBSDF」をつなぎました。
「光沢BSDF」の「粗さ」は「0.02」としています。
このあたりまでは今までも自分で何度かやったことがあるような設定です。
「ミックスシェーダー」の「係数」に「レイヤーウェイト」の「前方向(Facing)」をつなぎました。
「ブレンド」の数値は「0.15」にしました。
※「レイヤーウェイト」の「前方向」をつなぐと垂直に見ていると第1シェーダー、斜めから見るほど第2シェーダーが強くなります。
※「ブレンド」の数値を「0」に近づけているので、第1シェーダー(ターコイズ色)が出やすく設定されています。
ここに「ミックスシェーダー」と「ディフーズBSDF(黒色)」を追加しました。
ベース色に「黒色の要素を混ぜていく」ということです。
「ノイズテクスチャ」と「数式(Math)」のノードを3つ追加しました。
数式の左側は「乗算」、右2つは「減算」になっており、乗算の値は「5」、減算は「2.5」ずつになっています。
「ノイズテクスチャ」は「カラー」から繋いでいます。
さらに「数式」のノードを2つ追加しました。
左が「最大(Maximum)」、右が「パワー(Power)」になっています。
こうすることでまだらな線状の模様を表現することができました。
※「最大」=第1値と第2値を比較し最大値を返す。
※「パワー」=第1値に第2値を累乗する。
解説の通りに「ノイズテクスチャ」と「数式」の数値を調整していきます。
最後に「エンプティオブジェクト」を新しく配置しました。
エンプティオブジェクトが「石」の表面にくるようにしました。
ここをカメラの「焦点」として使います。
カメラの設定の一番下にある「被写界深度」の「焦点」に「エンプティオブジェクト」を指定します。
「絞り」の「F値」を「1.0」にしました。
絞りを入れることで、少しだけ後ろのほうがボケてみえます。
完成
これまでの設定でレンダリングしました。
「tutor4u」氏の非常に丁寧な解説のおかげで、お手本のようにできました。
おまけ1
ノードの数値を変えて「緑色」にしてみました。
おまけ2
「赤」と「白」を混ぜてみました。いろいろ設定を変えて遊ぶのは楽しいです。
次回もYouTubeのチュートリアル動画で勉強していきたいと思います。
(今回の作業時間:60分)
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