はじめに

Blender 2.7マスターブック スカルプト&シミュレーション編
- 作者: 藤堂++
- 出版社/メーカー: カットシステム
- 発売日: 2015/05/01
- メディア: 単行本
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「スカルプトモード」でモデリングをすると細かすぎて処理が重くなり、レンダリングなどで使えなくなってしまうので、細かい模様を「テクスチャにベイクする」必要があるそうです(?)。これは第3章以降で解説されるらしいので、どんどん進めていきたいと思います。今回は細かい質感をスカルプトで表現する方法を勉強します。
前回まで

前回の続きからやっていきます。
前回まではスカルプトモデリングで「足の爪」まで作りました。
今回の作業

プロパティの「テクスチャ」から「ブラシ」を選択。
その後、「画像」→「開く」→付録のテクスチャを選択しました。

本書の通りに、2つのテクスチャを読み込みました。

「スカルプトモード」でブラシの「テクスチャ」タブを確認すると、
読み込んでおいたテクスチャが一覧で見ることができます。

「テクスチャ」の「ブラシマッピング」を「タイル状」にしました。
これでタイル状にテクスチャを敷き詰めることができるようになります。

「カーブ」を左から2番目にして、Dyntopoの「細部のサイズ」を3pxにしました。
この設定で、より細かく分割できるようになるそうです。

ブラシの半径の左側のカギマークをonにしました。
こうすることでブラシの半径がズームに関係なく一定に保たれるようになります。

ストロークしてみたら模様が粗くなりました。
模様に対してのポリゴン数が足りないとこうなるそうです。
「Dyntopo」の「細部のサイズ」を小さくしてやり直します。

「F」キーや「Shift+F」で細かく調整して、足に模様を付けていきました。
なかなかいい感じに見えます。

お手本のように、足のあたりは大きめに模様を付けました。

お腹の部分はテクスチャを付けたくないので、マスクのブラシで保護します。

背中側にも模様を付けました。

顔には荒いほうのテクスチャを使いました。
完成


お手本と比べるといまいちですが一通りの作業が終わりました。
「スカルプトモード」での作業は、いままでよりも細部の作りこみができました。しかし、Dyntopoでダイナミックトポロジーをしたあとには大量の三角面ができるため、本書第3章以降のリトポロジー作業を行ったほうがよいとのことです。次回からは「リトポロジー」を学んでいきます。
(今回の作業時間:60分)

Blender 2.7マスターブック スカルプト&シミュレーション編
- 作者: 藤堂++
- 出版社/メーカー: カットシステム
- 発売日: 2015/05/01
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