はじめに
今回も「Blackhart Films」が2016年に公開したチュートリアル動画で勉強していきたいと思います。
前回はPart3の17分49秒あたりまで勉強しました。
前回まで
前回までは「Height」のなかに新しくフィルレイヤーを3つ作って、さらに細かい表面の凹凸(Clouds 3)や泡(Dirt 2)、キズ(Grunge Scratches Rough)を表現しました。ここまで作ったレイヤーをひとつにまとめて、「BasePaintLayers」と名前を付けました。ここまででベースとなる設定が終わりになります。
今回の作業
新しくフィルレイヤーを作って「height」の設定をoffにしました。
隣に「Black Mask」を設定します。
この設定でブラシすると、ブラシした部分の下地が見えて白くなります。
さらに右クリックして「Add fill」を設定します。
追加した「fill」の設定を「screen」に変更します。
「Proceduals」で汚れを乗せていきます。
※お手本ではドット状の汚れを使っていましたが、現在のバージョンで同じものが見当たらなかったので「Grunge Stains Spots」を使ってみました。
「Scale」を大きくして各汚れの大きさを小さくして、右上の数値(Opacity)を小さくして淡くしました。
※ここまでの手順を「White mask」でやりおなしました。
また同じように「Add fill」を設定します。「screen」で「rough」のみにします。
「fill」を「Generator」に変えました。
さらに新しくフィルレイヤーを作りました。「color」と「rought」のみの設定しています。
「Black mask」→「Generator」→「Mask Builder - Legacy」を設定しました。
※オブジェクトの辺縁が白くなりました。
「Generator」の「Level」や「Contrast」、「AO」の「Curvature」の数値をいじって、辺縁にだけ淡く残るようにしました。
下地となる錆びた金属のテクスチャを作っていきます。
新しくフォルダを作って「Rust Coarse」のテクスチャを放り込みます。
さらに「Steel Rough」のテクスチャを下に配置して、「Rust Coarse」には「Black Mask」→「Generator」→「Dirt」にします。
※金属の下地と辺縁のサビが表現されます。
フォルダごと「Black Mask」を設定して、「Generator」→「Mask Builder」を設定すると、さっきまで白かった部分に金属の下地が見えるようになっています。
「Mask Builder」の数値をいじって、いい感じに見えるようにします。
「Rust Coarse」の「Height Position」の数値を下げていくと、表面のサビている部分が凹んでいきます。
ここまで
ここまでの設定でレンダリングするとこんな感じです。
辺縁の塗装の剥げやサビが表現されていい感じに見えます。
このあたりの設定は難しいので復習しながら進めていきたいと思います。
今日はここまでにします。動画は33分15秒あたりまで勉強しました。
次回もこのチュートリアル動画を勉強していきたいと思います。
(今回の作業時間:60分)
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